デジタル大辞泉
「雪門」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
せつ‐もん【雪門】
〘名〙 俳諧の一流派。
松尾芭蕉の弟子
服部嵐雪(庵号
雪中庵)を祖とするもの。雪中庵三世を称する
大島蓼太が江戸俳壇に勢力を拡大するようになった
安永・天明(
一七七二‐八九)頃から用いられた語か。当時の江戸俳壇の
風潮と同じく都会的
俗調を帯び、人事句に秀で、
連句を重視した。この門の中心となった雪中庵の号は嵐雪・
吏登・蓼太・完来・対山・
椎陰など、
代々継承されたが、その勢力分野は江戸を中心として
奥羽・東海地方に限られていた。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報