雪隠で饅頭(読み)セッチンデマンジュウ

デジタル大辞泉 「雪隠で饅頭」の意味・読み・例文・類語

雪隠せっちん饅頭まんじゅう

空腹を満たすのに場所をかまわないことのたとえ。また、人に隠れてひっそりと自分だけいい思いをすることのたとえ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「雪隠で饅頭」の意味・読み・例文・類語

せっちん【雪隠】 で 饅頭(まんじゅう)

こっそりとうまいことをするたとえ。〔譬喩尽(1786)〕

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ことわざを知る辞典 「雪隠で饅頭」の解説

雪隠で饅頭

こっそり自分だけうまいことをするたとえ。

[使用例] 雪隠饅頭を食うようなケチなことをしないのが安部本領なので[久生十蘭予言|1948]

[解説] 「臭うてもうまい」または「臭うて食えぬ」と続けることもあり、後者不浄利益は受け取らないたとえともなります。「せんちで饅頭」(「せんち」は、雪隠の変化した語)ともいます。

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