雲煙飛動(読み)ウンエンヒドウ

デジタル大辞泉 「雲煙飛動」の意味・読み・例文・類語

うんえん‐ひどう【雲煙飛動】

雲や霞が空をすばやく飛んで行くこと。
筆跡が生き生きとして勢いのあること。

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精選版 日本国語大辞典 「雲煙飛動」の意味・読み・例文・類語

うんえん‐ひどう【雲煙飛動】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 雲やかすみが空を飛んで行くこと。
    1. [初出の実例]「雲烟飛動の趣も眼に入らぬ」(出典:草枕(1906)〈夏目漱石〉一)
  3. 筆勢がいきいきとしていること。
    1. [初出の実例]「史官日下部東作・金井之恭作書、玉案之下、雲烟飛動」(出典:霞関臨幸記(19C後))

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四字熟語を知る辞典 「雲煙飛動」の解説

雲煙飛動

筆勢がいきいきとしていること。

[使用例] 雲烟飛動の趣きも眼に入らぬ。落花啼鳥の情けも心に浮かばぬ[夏目漱石草枕|1906]

[解説] 雲やかすみが空を飛んで行くという意味から。

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