雲行(読み)くもゆき

精選版 日本国語大辞典 「雲行」の意味・読み・例文・類語

くも‐ゆき【雲行】

〘名〙
① 雲のゆくえ。雲の動きぐあい。天候のぐあい。くもいき。
浮世草子日本永代蔵(1688)四「時津風静に日和見乗覚て、西国の壱尺八寸といへる雲行(クモユキ)も、三日前より心えて」
② (比喩的に) 物事のなりゆき。事件の進みぐあい。
花間鶯(1887‐88)〈末広鉄腸〉下「政府雲行きも太(はなは)だ妙に見えますから此先々が」

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普及版 字通 「雲行」の読み・字形・画数・意味

【雲行】うんこう(かう)

雲が雨をめぐむ。〔易、乾、彖伝〕大なる哉(かな)乾元、~雲行雨施して、品物形を(し)く。

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