零れ懸る(読み)コボレカカル

デジタル大辞泉 「零れ懸る」の意味・読み・例文・類語

こぼれ‐かか・る【零れ懸(か)る】

[動ラ五(四)]
こぼれそうになる。「コップの水が―・るほど、ひどく揺れた」
髪などが垂れかかる。
「御額の髪、ゆらゆらと―・り給へる」〈狭衣・一〉
こぼれ落ちて、物にふりかかる。
「御顔にはらはらと―・りける御なみだを」〈太平記一二

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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