事典 日本の地域ブランド・名産品 「雷おこし」の解説
雷おこし[菓子]
かみなりおこし
主に台東区などで生産されている。江戸時代中頃、浅草・雷門の近くの露天商が売り始めたとされる。もち米をいったん蒸し、煎って膨らませたものに落花生や砂糖・水飴を混ぜて固めたもの。名前は「家を起こす」「名を起こす」に由来するとされ、縁起物としても喜ばれる。
出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報
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…これは蒸したアワを炒ってあめと琉球黒糖で固めたもので,当時この店の黒糖使用量は〈海内一〉といわれた。現在このアワおこしと並ぶ知名度をもつ東京の雷おこしは浅草寺雷門にちなんでの命名で,1795年(寛政7)同門再建のときから売り出されたものだという。 幕末近くの江戸にはいろいろなおこし売りが見られた。…
※「雷おこし」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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