雷台廟(読み)らいだいびょう

世界の観光地名がわかる事典 「雷台廟」の解説

らいだいびょう【雷台廟】

中国の甘粛(かんしゅく)省武威市の北1km、雷台湖にある廟。明代に雷神を祭るために創建され、それにちなんで命名された。1969年、廟が建つ土台の地下から後漢時代末期の大型のレンガの室墓が発見され、230点余の出土品が発掘された。墓の副葬品には軍団のミニチュア銅製品があり、「飛燕をしのぐ馬」(青銅製の奔馬)など多数の宝物が発見された。現在、銅奔馬(どうほんば)は中国のシンボルとされ、銅奔馬の実物蘭州の甘粛省博物館にある。

出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android