改訂新版 世界大百科事典 「電機連合」の意味・わかりやすい解説
電機連合 (でんきれんごう)
正称は全日本電機・電子・情報産業労働組合連合会。連合の加盟組合。1946年結成の全電工(全日本電気工業労働組合。産別会議に加盟)が前身。産別民主化運動のなかで49年解体,その後分裂していたが,労働運動の民主化と電機労働者の統一組織をめざし,53年6月に電機労連(全日本電機機器労働組合連合会)として結成。運動の基本は信義と友愛の精神のもと,労働基本権を遵守し,労働者の経済的・社会的地位の向上を期するとともに,産業の民主化,社会化,経済の平和的発展と世界平和の実現を期する。1992年現名称に変更。春闘相場形成に一定の影響力をもつ。国際的には国際金属労連(IMF)に加入している。組合員数は公称61万7000人(2009年3月末現在)。
執筆者:藁科 満治
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報