電気血栓作成法(読み)でんきけっせんさくせいほう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「電気血栓作成法」の意味・わかりやすい解説

電気血栓作成法
でんきけっせんさくせいほう

クモ膜下出血に対する先端的な治療法。銅線カドミウム,バリリウムなどの細いワイヤを動脈瘤 (りゅう) に刺して電流通じ一瞬うちに凝固させて血栓化する。クモ膜下出血の大半脳動脈瘤破裂によって起こるが,通常の処置が困難な症例について,この方法が用いられる。「微小銅線による脳血管性病変の電気的凝固治療」の名で高度先端医療に指定されている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android