電源ベスト・ミックス(読み)でんげんベストミックス

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「電源ベスト・ミックス」の意味・わかりやすい解説

電源ベスト・ミックス
でんげんベストミックス

電気の需要動向に応じて安定供給や経済性,環境への優しさなどを考え,燃料別に電源となる発電所を最適に組合せること。日本はエネルギー資源が乏しいため 1991年度で,原子力 27%,石油系 27%,LNG23%,水力 13%,石炭 10%と,世界でも多様な電源構成となっている。常時運転を続けるベース供給力は,発電コストが比較的安く安定性に優れる原子力や石炭火力,ピーク供給力は,需要増に対し即座に運転を始められる石油火力や揚水式水力,中間的な供給力としては石炭火力や LNG火力を使用している。

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