電線着雪(読み)でんせんちゃくせつ

百科事典マイペディア 「電線着雪」の意味・わかりやすい解説

電線着雪【でんせんちゃくせつ】

雪片電線に付着してアイスキャンデー状に発達する現象気温が比較的高く(0℃前後),風を伴った降雪があると,雪片の含水量が増大し,付着力が強くなるために起こる。着雪重みで電線が切れたり,融雪時の反動で隣接電線と短絡するなどの障害が起こる。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「電線着雪」の意味・わかりやすい解説

電線着雪
でんせんちゃくせつ

着雪

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の電線着雪の言及

【着雪】より

…雪が湿っていると,水の表面張力の作用で特に着雪が起こりやすい。走行中の自動車や列車の車体への着雪や,みぞれが送電線や電話線に付着して起こる電線着雪などは湿雪着雪の好例である。送電線の周りに直径10~30cmの筒状の着雪が発達し,その重みで断線したり送電鉄塔が倒壊することがある。…

※「電線着雪」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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