霜折(読み)しもおれ

精選版 日本国語大辞典 「霜折」の意味・読み・例文・類語

しも‐おれ‥をれ【霜折】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 曇って寒い冬の朝などに霜柱の立たないこと。また、そのような気象天気
    1. [初出の実例]「今日はまた山の朝げの霜をれに空かきくもり雨はふりつつ〈藤原信実〉」(出典:新撰六帖題和歌(1244頃)一)
  3. 気温上昇により霜柱がとけること。しもどけ。
  4. しもぐもり(霜曇)和訓栞(1777‐1862)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android