霞を食う(読み)カスミヲクウ

デジタル大辞泉 「霞を食う」の意味・読み・例文・類語

かすみ・う

仙人は霞を食って生きているといわれるところから》浮世離れして、収入もなしに暮らすことのたとえ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「霞を食う」の意味・読み・例文・類語

かすみ【霞】 を=食(く)う[=食(く)らう]

仙人などが超人間的な力を得て存在することをたとえていう。また、浮世ばなれした人の生活をたとえていう。
太平記(14C後)三七「彼の仙人縦ひ霞(カスミ)を喰(クラ)ひ気を飲て、長生不老の道を得たり共」

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