デジタル大辞泉
「露草色」の意味・読み・例文・類語
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つゆくさ‐いろ【露草色】
〘名〙 露草で染めたあい色。はないろ。はなだいろ。
※
浮世草子・
好色二代男(1684)五「四十七八なる嚊が、よごれたる露草色
(ツユクサイロ)の
布子に、むかしぬり笠に」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
つゆくさいろ【露草色】
色名の一つ。JISの色彩規格では「あざやかな青」としている。一般に、ツユクサ科ツユクサの花のような明るい青を表す伝統色名。夏に可憐な花を咲かせる。朝にひらき、午後にはしぼむのが特徴。異称が多く、ツキクサ、ウツシグサ、ハナダグサ、ホタルグサ、アイバナ、ボウシバナなどとも呼ばれる。古くはツユクサで布地を染色したとされるが、色が水に溶ける性質であるため染め物の下絵を描くのに用いられることが多い。和服、和装小物のほか、オーディオ機器などの色名にもなっている。
出典 講談社色名がわかる辞典について 情報