青島(愛媛県)(読み)あおしま

日本大百科全書(ニッポニカ) 「青島(愛媛県)」の意味・わかりやすい解説

青島(愛媛県)
あおしま

愛媛県北東部、肱(ひじ)川河口から約14キロメートルの伊予灘(なだ)に浮かぶ孤島大洲(おおず)市長浜町に属す。周囲4.2キロメートル、面積0.49平方キロメートルで、東西に長く、海岸線の多くは断崖(だんがい)である。長浜港から船便がある。地層は北北西から南南東に緩やかに傾斜し、白亜紀和泉(いずみ)層の砂岩、頁(けつ)岩、結晶片岩などの互層をなしている。住民は、江戸初期、イワシ漁のため定住。冬の季節風を避け、島の南東部に集落がある。300年の伝統をもつ「青島盆踊り」は県指定無形民俗文化財。人口37(2009)。

[深石一夫]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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