青海野庄(読み)あおみののしよう

日本歴史地名大系 「青海野庄」の解説

青海野庄
あおみののしよう

「四天王寺寺領帳」によれば、後醍醐天皇が「青海野 上庄下庄」など有馬郡内の所領を摂津四天王寺に寄進したという。室町時代後期には青海野氏が活動している。延徳三年(一四九一)一二月一六日付の堀江秀清・秀景連署折紙(八坂神社文書)によると、青海野惣右衛門尉が寺之てらの(金心寺庄)代官となっている。天文二〇年(一五五一)一〇月一〇日には青海野忠重が相野あいのの一反の田地清水きよみず(現社町)に寄進している(「青海野忠重田地寄進状」清水寺文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android