青瑣(読み)せいさ

精選版 日本国語大辞典 「青瑣」の意味・読み・例文・類語

せい‐さ【青瑣】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙(へい)や車の腰箱、倚子(いし)経机などの格狭間(こうざま)の内の盲連子緑青(ろくしょう)を塗ったもの。〔二十巻本和名抄(934頃)〕 〔漢書‐元后伝〕
  2. [ 2 ] 中国漢代の宮門。門の扉に鎖の紋様を透かし彫りにし、青く塗ってあった。転じて、宮門。
    1. [初出の実例]「臣昔是伏奏青瑣之職。臣今亦追従緑蘿之身。彼一時也、此一時也」(出典:菅家文草(900頃)六・九日後朝侍朱雀院同賦閑居楽秋水)
    2. [その他の文献]〔漢書‐元后伝〕

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普及版 字通 「青瑣」の読み・字形・画数・意味

【青瑣】せいさ

宮門。

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