青草(読み)アオクサ

デジタル大辞泉 「青草」の意味・読み・例文・類語

あお‐くさ〔あを‐〕【青草】

青々とした草。夏草 夏》

せい‐そう〔‐サウ〕【青草】

青々と茂った草。あおくさ。

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精選版 日本国語大辞典 「青草」の意味・読み・例文・類語

せい‐そう ‥サウ【青草】

[1] 〘名〙
① 青く茂った草。また、青々と茂った稲や麦など。あおくさ。
※凌雲集(814)奉和聖製春女怨〈小野岑守〉「庭前隠映茂青草
本朝文粋(1060頃)二・減服御常膳并恩赦詔〈菅原文時〉「園圃不青草之色」 〔春秋左伝‐僖公二六年〕
② 青い草のような色。
本朝無題詩(1162‐64頃)九・遊北山浄土寺〈中原広俊〉「歯昃独慙青草袍

あお‐くさ あを‥【青草】

〘名〙
① 青々とした草。《季・夏》
書紀(720)神代上(丹鶴本訓)「素戔嗚尊、青草(アヲクサ)を結(ゆ)ひ束(つか)ねて、笠(かさ)(みの)と為て」
② 特に「よもぎ(蓬)」をいう。

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普及版 字通 「青草」の読み・字形・画数・意味

【青草】せいそう(さう)

緑の草。唐・劉長南渓の常山道人の隠居尋ぬ〕詩 一路、經行の處 (まいたい)、履痕(りこん)を見る 白雲、靜に依り 門を閉ざす

字通「青」の項目を見る

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