青貝塗(読み)あおがいぬり

精選版 日本国語大辞典 「青貝塗」の意味・読み・例文・類語

あおがい‐ぬり あをがひ‥【青貝塗】

〘名〙 漆工芸一つ漆器木地青貝模様をはめこみ、漆をかけてみがいたもの。一般に薄手の貝を用いたものにいう。青貝。青貝細工。青貝ずり。螺鈿(らでん)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「青貝塗」の意味・わかりやすい解説

青貝塗
あおがいぬり

漆工技法の変り塗一種あわびしじみ貝殻を細かく砕き,素地 (きじ) に麦漆 (むぎうるし) で張付け,間隙に漆を埋めてとぎ出したもの。日用の調度類のほか,刀剣の外装などに応用される。

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