青電車(読み)アオデンシャ

デジタル大辞泉 「青電車」の意味・読み・例文・類語

あお‐でんしゃ〔あを‐〕【青電車】

終電車一つ前に運行する路面電車。前後部の行き先標識を青電球で照明するところからいう。青電。→赤電車

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「青電車」の意味・読み・例文・類語

あお‐でんしゃ あを‥【青電車】

〘名〙 (前後部の、行先を表示する部分青色の光で照明するところから) 市街電車などで、最終電車である赤電車の一つ前の電車。また、一般的に最後から二番目のものについても用いる。青電。青。
※社会観察万年筆(1914)〈松崎天民〉続淪落の女「十二時、青電車(アヲデンシャ)にて帰宅す」
※三とせの春は過ぎやすし(1973)〈杉浦明平〉一「一学期は青電車つまりビリから二番目」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android