非保存力(読み)ヒホゾンリョク

デジタル大辞泉 「非保存力」の意味・読み・例文・類語

ひほぞん‐りょく【非保存力】

物体が力の作用を受けながら、ある点から別の点に移動したとき、仕事経路によって異なる場合の力。仕事に応じて位置エネルギー運動エネルギーの和である全力学的エネルギーは減少する。摩擦力や流体中の抗力などがある。⇔保存力

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の非保存力の言及

【保存力】より

…ばねによる復元力,万有引力などは保存力の例である。 ポテンシャルから導かれない非保存力の典型は,摩擦力,抵抗力である。この種の力のする仕事の分だけ,力学的全エネルギーは減少する。…

※「非保存力」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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