非情(読み)ヒジョウ

デジタル大辞泉 「非情」の意味・読み・例文・類語

ひ‐じょう〔‐ジヤウ〕【非情】

[名・形動]
人間らしい感情をもたないこと。感情に左右されないこと。また、そのさま。「非情仕打ち
仏語。草木土石など、感情のないもの。→有情うじょう
[派生]ひじょうさ[名]
[類語](1冷たい冷ややか冷淡薄情不人情非人情無情冷酷冷血酷薄クール無慈悲心無い血も涙も無い

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「非情」の意味・読み・例文・類語

ひ‐じょう ‥ジャウ【非情】

〘名〙 (形動) 人間として当然あるべき喜怒哀楽の情のないこと。特に、いつくしみやおもいやりの情のないこと。つめたいこと。また、そのさまやそのもの。すなわち、木石等の類。⇔有情(うじょう)
性霊集‐六(835頃)為式部笠丞願文「有情非情、動物植物、同鑒平等之仏性」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android