知恵蔵2010の解説
1967年12月、衆議院予算委員会で佐藤栄作首相は、核兵器を「持たず、作らず、持ち込ませず」というのが政府の政策である、と述べた。その後71年11月、沖縄返還協定に関連して衆議院本会議で「政府は核兵器を持たず、作らず、持ち込ませずの非核三原則を順守すると共に、沖縄返還時に核が沖縄に存在しないことを明らかにする措置をとるべきである」との決議が行われた。一方、政府は憲法解釈としては、自衛の必要最小限度を超えない実力を持つことは禁止されていない、とし、核兵器もその限度を超えない限り合憲、と国会で答弁しており、非核三原則は、政府の「政策的な選択」にすぎないが、核不拡散条約により核兵器の製造、保有はできない。
(
田岡俊次軍事ジャーナリスト
)
出典:(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2007」
百科事典マイペディアの解説
1968年の佐藤栄作首相の発言,〈核兵器はつくらず,持たず,持ちこまず〉から固持されてきた核兵器に対する日本の基本政策。しかし,日本に寄港する米国艦隊には核巡航ミサイルトマホークが配備されているため,この原則は守られているとは言えない。
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