非特異的免疫療法(読み)ひとくいてきめんえきりょうほう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「非特異的免疫療法」の意味・わかりやすい解説

非特異的免疫療法
ひとくいてきめんえきりょうほう

癌に対する治療法の一つ。ある種の細菌カビキノコなどから精製される物質注射経口剤として投与する。これらの物質は,体内の抗腫瘍免疫をつかさどるマクロファージリンパ球を広く刺激するもので免疫賦活剤と呼ばれている。主なものとして溶連菌からつくられる OK-432 (ピシバニール) ,サルノコシカケから抽出された PSK (クレスチン) ,シイタケより精製されたレンチナンなどがある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android