非色(読み)ヒショク

デジタル大辞泉 「非色」の意味・読み・例文・類語

ひしょく【非色】

有吉佐和子長編小説。終戦直後、アフリカ系アメリカ人男性国際結婚した日本人女性を主人公に、人種差別問題を描く。昭和38年から39年(1963~1964)にかけて、雑誌中央公論」に連載

ひ‐じき【非色】

禁色きんじき着用を許されないこと。また、その人。

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精選版 日本国語大辞典 「非色」の意味・読み・例文・類語

ひ‐じき【非色】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 仏語。物質的要素または、眼に見えるものでないこと。また、そのもの。
    1. [初出の実例]「三宝の非色非心、目に見え不と雖も、威力无きに非ぬ」(出典:日本霊異記(810‐824)中)
  3. 色に現われないこと。色のないこと。無色
    1. [初出の実例]「非形非色の法身、或は己身実仏を説」(出典:神道集(1358頃)一)
  4. 禁色(きんじき)の着用を許されないこと。また、その人。
    1. [初出の実例]「諸家非色」(出典:禁秘鈔(1221)上)

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