面振(読み)おもぶり

精選版 日本国語大辞典 「面振」の意味・読み・例文・類語

おも‐ぶり【面振】

〘名〙 (「おもふり」とも)
① 顔つき。おももち。特に喜び、悲しみなどの現われた顔の様子
御伽草子短冊の縁(室町時代物語大成所収)(江戸初)四「氏頼がそく女のおもふりわすれたるやらんとのたまへば」
物事のやり方などに現われた様子。その人の持つ、態度個性
正徹物語(1448‐50頃)上「定家と家隆との本歌の取様、面ふり、聊かはりたる也」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android