面置く(読み)オモテオク

デジタル大辞泉 「面置く」の意味・読み・例文・類語

おもて・く

顔向けをする。多く「面置かむかたなし」の形で、恥ずかしくて顔向けができない意に用いる。
「―・かむ方なくぞおぼえ給ふや」〈真木柱

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「面置く」の意味・読み・例文・類語

おもて【面】 置(お)

  1. 顔向けをする。「面置かん方なし」の形で、恥ずかしくて顔向けができない意にいうことが多い。
    1. [初出の実例]「おもてをかん方なくおぼえ給ふや、顔をもてかくして御いらへもえ聞え給はねば」(出典:源氏物語(1001‐14頃)真木柱)

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