面角一定の法則(読み)メンカクイッテイノホウソク

デジタル大辞泉 「面角一定の法則」の意味・読み・例文・類語

めんかくいってい‐の‐ほうそく〔‐ハフソク〕【面角一定の法則】

同一種類の結晶では、結晶面発達が異なり外形が違っても、同温・同圧のもとでは、それぞれの対応する面角は等しいという法則。面角安定の法則。面角不変の法則。

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精選版 日本国語大辞典 「面角一定の法則」の意味・読み・例文・類語

めんかく【面角】 一定(いってい)の法則(ほうそく)

結晶学で、同一鉱物に属する結晶間の相対応する一組の面角は外形にかかわらず常に一定であるという法則。

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百科事典マイペディア 「面角一定の法則」の意味・わかりやすい解説

面角一定の法則【めんかくいっていのほうそく】

同一種の結晶においては,相対応する2面の交角は同温・同圧のもとではすべての結晶個体について一定であるという法則。1669年イタリアのステノ発見
→関連項目結晶形

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法則の辞典 「面角一定の法則」の解説

面角一定の法則【law of constant angle】

結晶面のなす角度は,結晶成長時にも変化せず一定に保たれる.

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世界大百科事典(旧版)内の面角一定の法則の言及

【結晶】より

…そのために,水晶は氷(ギリシア語でkrystallos)と同じとみられ,これがcrystal(水晶,結晶)の語源である。
[面角一定の法則]
 前述の水晶の結晶が六角柱の形をとるように,結晶は,平面で囲まれた形をとることができるのがその特徴であって,これらの平面のおのおのを結晶面という。同じ種類の結晶面でも,結晶ができたときの環境次第で,互いに異なった大きさになることがある。…

※「面角一定の法則」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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