革包太刀・皮包太刀(読み)かわつつみのたち

精選版 日本国語大辞典 「革包太刀・皮包太刀」の意味・読み・例文・類語

かわつつみ‐の‐たち かはつつみ‥【革包太刀・皮包太刀】

〘名〙 柄(つか)および鞘(さや)鞣革(なめしがわ)や揉皮(もみがわ)で固く包み込んだ太刀。暑熱や雨湿を防ぐためのもので、軍陣で用いられた。柄、鞘ともに革包みにしたもの、鞘だけのもの、また、革包みにして金具をかけたもの、金具ごしに革包みにしたものなどある。室町時代に流行した。革巻太刀。
康富記‐嘉吉二年(1442)一二月一三日「自伊勢守方、皮裹太刀一振出之云々」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android