鞍形石皿(読み)くらがたいしざら

世界大百科事典(旧版)内の鞍形石皿の言及

【石皿】より

…使用の対象になった物質は,穀物や木の実などの植物質食料のほか,動物の肉や脂肪,酸化鉄や辰砂などの鉱物質顔料と多様である。形態では,縁がなく扁平で前後の高い鞍形石皿(サドル・カーンsaddle quern),中央が浅くくぼんだり縁のある石皿,中央のくぼみが深い乳鉢形石皿(ストーン・モルタルstone mortar)との3種類に大別できる。ただし,モルタルは石臼と訳すことが多い。…

【石棒】より

…後期の石棒は手にもてる大きさに縮小しているから,儀礼的なものであろう。(2)中国その他で,鞍形石皿とよぶ磨臼(すりうす)と組み合わせて用いる円棒状の磨石(すりいし)を石棒とよぶ。中央部は磨滅して,その結果,両端が瘤状にふくらんだようになったものがあるが,縄文時代の石棒とは関係がない。…

※「鞍形石皿」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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