鞍掛け(読み)くらかけ

精選版 日本国語大辞典 「鞍掛け」の意味・読み・例文・類語

くら‐かけ【鞍掛・鞍懸】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 鞍をかけておく四脚の台。
    1. [初出の実例]「移(うつし)の鞍二十具、くらかけにかけたりけり」(出典宇治拾遺物語(1221頃)五)
  3. くらかけうま(鞍掛馬)」の略。
  4. ( もともと鞍をかけておいた四脚の台を、踏み台としても用いたところから ) 踏み台。足継ぎ。また、腰掛け。
    1. [初出の実例]「禅鳳とくらかけにて見物申候」(出典:禅鳳雑談(1513頃)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

デジタル大辞泉プラス 「鞍掛け」の解説

鞍掛け

錦鯉模様一種背中斑紋が、馬に鞍を掛けたように左右対称に胴を巻き込んでいるものをさす。

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