およそ1~4世紀頃の朝鮮半島中・南部に勢力を有した古代の種族。馬韓(ばかん),辰韓(しんかん),弁韓(べんかん)(弁辰(べんしん))からなり,三韓とも総称される。馬韓が現在の京畿,忠清,全羅の各道,辰韓が慶尚北道,弁韓が慶尚南道を占めていたと推定される。『魏志』韓伝によると,3世紀頃,馬韓は50余の小国が分立して総戸数10余万戸に達し,辰韓,弁韓は各12の小国に分かれ,合計4~5万戸を数えた。各小国には臣智(しんち),邑借(ゆうしゃく)などと呼ばれる首長がいて,楽浪郡,帯方郡2郡の統制に服していたが,ときには自立の動きをみせることもあった。313年の楽浪・帯方2郡の滅亡を契機に小国統合が進み,馬韓から百済が,辰韓から新羅が成長するが,弁韓を中心とした地域は政治的統一が実現しないまま加耶(かや)(加羅(から))諸国となった。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報
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