音響測深法(読み)おんきょうそくしんほう(英語表記)echo-sounding system

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「音響測深法」の意味・わかりやすい解説

音響測深法
おんきょうそくしんほう
echo-sounding system

水深を測定するのに最も多く使われている方法。海面で発射した音波海底で反射し,再び海面まで戻ってくるまでの時間と,音波が海中を伝わる速度 (約 1500m/s) から,水深を決定する方法。現在の音響測深機は,超音波 (13~200kHz) を使って,これらの作業を自動的に行い,測定した水深がそのまま読取れるようになっている。しかし最近では,臨海工業地帯や柔らかい地盤の水域だと,掘ったあとにヘドロなどがたまり,使用する音響測深機の超音波数の違いによって,記録される深さに違いが出てくるという問題が生じている。このほかに液面測定などに使われる小規模な装置がある。 (→液面計 , ソーナー )  

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android