頁岩油(読み)ケツガンユ

デジタル大辞泉 「頁岩油」の意味・読み・例文・類語

けつがん‐ゆ【×頁岩油】

オイルシェール油頁岩)をセ氏350~550度で乾留して得られる、重油に似た油。

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精選版 日本国語大辞典 「頁岩油」の意味・読み・例文・類語

けつがん‐ゆ【頁岩油】

  1. 〘 名詞 〙 油頁岩(オイルシェール)を乾溜して得られる重油に類した油。

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化学辞典 第2版 「頁岩油」の解説

けつ岩油
ケツガンユ
shale oil

油母けつ岩を乾留して得られる鉱油.主成分は炭化水素であるが,石油に比べてはるかに多量の酸素窒素硫黄などの各化合物を含み,また不飽和成分も多く,特有の悪臭がある.水素化分解水素化精製などにより,各種の石油製品が得られる.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

百科事典マイペディア 「頁岩油」の意味・わかりやすい解説

ケツ(頁)岩油【けつがんゆ】

シェール油とも。オイルシェールを乾留して得られる石油原油に似た油。各種炭化水素のほか,タール酸,タール塩基を含む。原油同様に利用

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改訂新版 世界大百科事典 「頁岩油」の意味・わかりやすい解説

ケツ(頁)岩油 (けつがんゆ)

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世界大百科事典(旧版)内の頁岩油の言及

【オイルシェール】より

…油母ケツ岩,油ケツ岩ともいい,粘土質の層状岩で,乾留によって天然の石油と同じ性質の油分(ケツ岩油,シェールオイルshale oil)を約40l/t以上留出するようなケツ岩をさす。オイルシェールは,石油根源岩と同類のものであるが,石油を生成するほどの熱を受けておらず,通常の石油根源岩より有機物の含有量が多い。…

※「頁岩油」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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