須岐神社(読み)すきじんじや

日本歴史地名大系 「須岐神社」の解説

須岐神社
すきじんじや

[現在地名]大衡村駒場 宮前

鶴田つるた川支流の谷間の北側丘陵上にある。祭神素戔嗚尊、旧郷社。「延喜式」神名帳黒川郡四座のうちの「須伎スキノ神社」とある社に比定される。宮床みやとこ(現大和町)の「安永風土記」では同村の鶴峯つるがみね八幡宮の境内社鳴上賀茂なるかみかも明神宮を須伎神社としている。社伝によるともとは西方宮高森みやたかもり山にあったが、建久二年(一一九一)に地頭児玉弥太郎重成が当地に移して赤崎あかさき大明神と称したという。「封内風土記」では、駒場こまばの旧主児玉右近が社地に椚一千本を植えると記す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android