頑迷不霊(読み)がんめいふれい

精選版 日本国語大辞典 「頑迷不霊」の意味・読み・例文・類語

がんめい‐ふれいグヮンメイ‥【頑迷不霊・頑冥不霊】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 頑迷で無知なこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「依然たる君が頑冥不霊(グヮンメイフレイ)のほど想ひやられて情なく候」(出典無窮(1899)〈国木田独歩〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

四字熟語を知る辞典 「頑迷不霊」の解説

頑迷不霊

頑迷で無知なこと。また、その様子

[活用] ―な。

[使用例] 三次郎君はいつにない僕の権幕に驚いたが、見る見るその頑冥不霊な顔に圧制者の相を出し[徳富蘆花*思出の記|1900~01]

[使用例] 不肖田原微力をもって、頑迷不霊の金力主義者等に対抗し[水上滝太郎大阪の宿|1925~26]

[解説] 「頑迷」(「頑冥」とも)は頑固で物事道理に暗いこと。「不霊」は精神のないこと、愚かなことの意味

出典 四字熟語を知る辞典四字熟語を知る辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android