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頓阿【とんあ】
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世界大百科事典 第2版の解説-
とんあ【頓阿】
1289‐1372(正応2‐文中1)
鎌倉・南北朝期の僧侶,歌人,歌学者。〈とんな〉ともいう。俗名二階堂貞宗。京都の人。二条為世に師事し,その没後も二条宗家に仕えた。《新拾遺和歌集》の撰の途中で没した二条為明を継いで同集を完成した。兼好,浄弁,慶雲とともに,和歌四天王と称される。家集に《草庵集》《続草庵集》,歌学書に《井蛙(せいあ)抄》や二条良基と問答形式の《愚問賢註》などがある。〈月宿る沢田の面にふす鴫の氷より立つ明方の空〉(《続草庵集》)。・・・
▼頓阿について記述のある項目
草庵集【そうあんしゅう】 真葛原【まくずがはら】 性悪説【せいあくせつ】
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朝日日本歴史人物事典の解説-
生年:
正応2 (1289)
没年: 応安5/文中1.3.13 (1372.4.17)
南北朝時代の歌人。「とんな」ともいう。家系には異説もあるが,俗名は二階堂貞宗。比叡山で出家,高野山に修行し,のち時衆となる。二条為世門の和歌四天王に数えられ,足利尊氏・直義の信任も厚く,貞治2/正平18(1363)年の歌論書『愚問賢注』は二条良基の問いに答えたもの。翌年『新拾遺集』編纂の折,選者二条為明 が業なかばで病没すると,そのあとをうけて完成させた。平明温雅な歌風は,室町・江戸時代を通じて二条派,堂上派和歌の規範となる。歌論書『井蛙抄』,紀行『高野日記』,家集『草庵集』『続草庵集』『頓阿法師詠』があり,『続千載集』以下の勅撰集に44首入集。<参考文献>井上宗雄『中世歌壇史の研究―南北朝期―』
(三角洋一)
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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説-
頓阿 とんあ
 
1289-1372 鎌倉-南北朝時代の僧,歌人。
正応(しょうおう)2年生まれ。京都金蓮(こんれん)寺(時宗)の真観(初代浄阿)の門下となる。二条為世(ためよ)にまなび,為世門の和歌四天王のひとりといわれた。二条為明の没後「新拾遺和歌集」の撰集をひきつぎ完成させた。応安5=建徳3年3月13日死去。84歳。俗名は二階堂貞宗。別号に泰尋,感空。著作に「愚問賢註」「井蛙(せいあ)抄」など。
【格言など】春のよの明行くままに山のはのかすみのおくぞ花に成りゆく(「草庵集」)
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書籍版「講談社 日本人名大辞典」をベースに、項目の追加・修正を加えたデジタルコンテンツです。収録人物のデータは2009年1月20日現在のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
美術人名辞典の解説- 南北朝時代の歌人・僧。下野守二階堂光貞の子。俗名は貞宗、法号は泰尋・感空。和歌を二条為世に学ぶ。吉田兼好・浄弁・慶雲とともに、和歌四天王と称された。二条為明が業半ばで歿した『新拾遺集』の撰集を継いで完成させた。また歌学者『愚問賢註』『井蛙抄』家集『草庵集』等の著がある。応安5年(1372)寂、84才。
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デジタル大辞泉の解説-
とんあ 【頓阿】
[1289~1372]鎌倉末・南北朝時代の歌人。俗名、二階堂貞宗。比叡山で修行し、のち諸国を行脚。和歌を藤原為世に学び、二条派を再興。和歌四天王の一人。「新拾遺和歌集」の完成に尽力。著「井蛙(せいあ)抄」「愚問賢註」、家集「草庵集」など。
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百科事典マイペディアの解説-
鎌倉・南北朝期の歌人。〈とんな〉とも。俗名二階堂貞宗。武家の出。24歳ごろ出家。和歌を二条為世に学び,《新拾遺集》撰定にあずかった。二条派の代表歌人。兼好・浄弁・慶雲と合わせ和歌四天王と呼ばれた。
(1289-1372)
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大辞林 第三版の解説-
とんあ【頓阿】
(1289~1372) 南北朝時代の歌人。俗名,二階堂貞宗。下野守光貞の子。和歌を冷泉為世に学び,為世没後も二条派の平明温雅な歌風を守り,同派中興の歌人とされる。和歌四天王の一人。「新拾遺和歌集」の撰に参与。家集「草庵集」,著書「愚問賢註」「井蛙(せいあ)抄」など。「続千載和歌集」以下の勅撰集に四六首入集。
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大辞林 第三版の解説-
とんな【頓阿】
⇒ とんあ (頓阿)
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