頬桁(読み)ほおげた

精選版 日本国語大辞典 「頬桁」の意味・読み・例文・類語

ほお‐げた ほほ‥【頬桁】

〘名〙
① ほおぼね。また、ほおぼねあたりの頬。〔日葡辞書(1603‐04)〕
仮名草子仁勢物語(1639‐40頃)下「風吹ばとはに波越す額にも我がほうげたも干く時無き」
相手の口さき。また、ものを言うことや、そのことばをののしっていう語。
浄瑠璃菅原伝授手習鑑(1746)三「コリャ松王後たな、女房が留るを幸に頬(ホウ)げたに似ぬ腕なしめ」

ほ‐げた【頬桁】

〘名〙 (「ほおげた」の変化した語)
① ほお骨。
② 物を言うことやそのことば。また、口。
※新撰大阪詞大全(1841)「ほげたとは くちのこと」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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