頭骨計測学(読み)とうこつけいそくがく(英語表記)craniometry

翻訳|craniometry

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「頭骨計測学」の意味・わかりやすい解説

頭骨計測学
とうこつけいそくがく
craniometry

頭骨の大きさや形を客観的に表現するために,種々の計測点を定め,それらを基準として長さや角度を計測すること。各部の位置関係を知るために,頭骨を外耳孔上縁と眼窩下縁を通る平面が水平になるように固定して計測する。人類学において発達したもので,R.マルティンによって集大成された方法がよく用いられる。触覚計,滑動計,座標計,角度計など独特の用具が使われる。計測値やそれらの比率は,化石人類人種などの比較形態学的研究において重要な基礎資料となる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android