頼り(読み)タヨリ

デジタル大辞泉 「頼り」の意味・読み・例文・類語

たより【頼り/便り】

(頼り)何かをするためのよりどころとして、たよっているもの。頼み。「地図を―に家を探す」「兄を―にする」
(便り)何かについての情報手紙。知らせ。「―が届く」「風の―に聞く」
縁故。てづる。「―を求めて上京する」
都合のよいこと。便利なこと。
「凄涼たる夜色…落ち行くには―よしと」〈竜渓経国美談
あることをするきっかけ、手がかり。
「彼の幽玄なる仏道をも窺い見るべき―となる」〈逍遥小説神髄
つくりぐあい。配置
簀子すのこ透垣すいかいの―をかしく」〈徒然・一〇〉
[類語](2音信音沙汰沙汰手紙書簡書信書状書面紙面信書私信私書しょ一書手書親書手簡書札しょさつ尺牘せきとく書牘しょとく雁書がんしょ雁信がんしん消息ふみ玉章たまずさレター封書はがき絵はがき郵便

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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