額烏帽子(読み)ヒタイエボシ

デジタル大辞泉 「額烏帽子」の意味・読み・例文・類語

ひたい‐えぼし〔ひたひ‐〕【額×帽子】

烏帽子代用として、三角形の黒い絹や紙の底辺にひもをつけて額に当て後頭部で結んだもの。主に子供がつけた。
葬式のときに、近親者または死者が額に当てる三角形の白紙

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「額烏帽子」の意味・読み・例文・類語

ひたい‐えぼし ひたひ‥【額烏帽子】

〘名〙 幼童僧侶が、斎場式日に成人男子の例にならって簡略な烏帽子として額に当てた三角形の黒塗りの紙。かみこうぶりともいう。
※聞書集(12C後)「篠ためて雀弓はる男のわらはひたひゑぼしのほしげなるかな」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android