額紫陽花(読み)ガクアジサイ

デジタル大辞泉 「額紫陽花」の意味・読み・例文・類語

がく‐あじさい〔‐あぢさゐ〕【額紫花】

アジサイ科の落葉低木。暖地の海岸近くに自生。葉は卵形。夏、枝先に花が集まって咲く。紫色または白色がくからなる装飾花に囲まれて、中央に多数小さい両性花があり、両性花は結実する。アジサイ原種庭木とされる。がくのはな。 夏》
[類語]紫陽花

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「額紫陽花」の意味・読み・例文・類語

がく‐あじさい‥あぢさゐ【額紫陽花】

  1. 〘 名詞 〙 ユキノシタ科の落葉低木。関東南部、伊豆半島伊豆七島の海岸近くに野生し、観賞のため植栽されることも多い。茎は根元から叢生し、高さ二メートルに達する。葉は対生。深緑色で厚く光沢があり、先端のとがった楕円形で柄がある。夏、枝先に装飾花に囲まれて碧紫色の小さな五弁花をやや密に多数つける。装飾花は直径約四センチメートルの方形で青紫色または白みのある紫色。がくばな。がく。がくのはな。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「色うすきがくあぢさゐの花咲けり一叢竹のなびく傍」(出典:庭苔(1926)〈岡麓〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

動植物名よみかた辞典 普及版 「額紫陽花」の解説

額紫陽花 (ガクアジサイ)

学名Hydrangea macrophylla
植物。ユキノシタ科の落葉低木

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android