顎脚(読み)がっきゃく

精選版 日本国語大辞典 「顎脚」の意味・読み・例文・類語

がっ‐きゃく ガク‥【顎脚】

〘名〙 甲殻類胸脚うち、前のほうの一対ないし数対が口器のような働きをする場合、歩脚と区別して呼ぶ名称。顎肢。腮脚(さいきゃく)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の顎脚の言及

【口器】より

…付属肢は1対ずつあるのが原型であるが,口器では二次的に癒合するものもある。甲殻類や多足類の口器は一つの上唇,1対の大あご,1対ずつの第1・第2小あごからなり,高等なものには何対かの顎脚が加わる。昆虫類では上唇・大あご・小あご・下唇・下咽頭(舌)からなっていて,1対の下唇は真ん中で癒合する。…

【端脚類】より

…比較的長い2対の触角がある。第2,3胸脚は先端がはさみ状になっていて,顎脚(がつきやく)(咬脚)と呼ばれる。全胸脚に外肢を欠き,底節は大きな底節板となり,その内面にえら,覆卵葉を備える。…

※「顎脚」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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