顔様(読み)かおよう

精選版 日本国語大辞典 「顔様」の意味・読み・例文・類語

かお‐ようかほヤウ【顔様】

  1. 〘 名詞 〙 顔の様子。顔つき。
    1. [初出の実例]「かしらつき・かほやう、いとめでたかりき」(出典:宇津保物語(970‐999頃)国譲中)
    2. 「はらたち給ふかほやうけぢかく愛敬(あいぎゃう)づきて」(出典源氏物語(1001‐14頃)常夏)

かお‐ざまかほ‥【顔様】

  1. 〘 名詞 〙 顔の様子。顔つき。表情
    1. [初出の実例]「されど『げに、この皮なうては、肌寒からまし』と見ゆる御かほざまなるを、心苦しと見給ふ」(出典:源氏物語(1001‐14頃)末摘花)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android