顔花(読み)カオバナ

デジタル大辞泉 「顔花」の意味・読み・例文・類語

かお‐ばな〔かほ‐〕【顔花/容花/貌花】

花の名。ヒルガオカキツバタオモダカムクゲアサガオシャクヤク、または、美しい花の意など、諸説があるが未詳。かおがはな
高円たかまど野辺の―面影に見えつついもは忘れかねつも」〈・一六三〇〉

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精選版 日本国語大辞典 「顔花」の意味・読み・例文・類語

かお‐ばなかほ‥【顔花・容花・貌花】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 万葉集に見える植物。ヒルガオのことか。アサガオ、カキツバタ、ムクゲ、オモダカ、または、美しい花の意とするなど諸説ある。かおよばな。かおがはな。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「石橋の崖(まま)に生ひたる㒵花(かほばな)の花にしありけりありつつ見れば」(出典:万葉集(8C後)一〇・二二八八)
  3. 植物「かきつばた(燕子花)」の古名。〔物類称呼(1775)〕
  4. 美人の異称

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動植物名よみかた辞典 普及版 「顔花」の解説

顔花 (カオガハナ)

植物。カオバナの別称

顔花 (カオバナ)

植物。ヒルガオの別称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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