顕微干渉計(読み)けんびかんしょうけい(英語表記)microinterferometer; interference microscope

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「顕微干渉計」の意味・わかりやすい解説

顕微干渉計
けんびかんしょうけい
microinterferometer; interference microscope

微細な凹凸のある表面と光学的に平らな面とから反射された光を合せて,現れた干渉縞顕微鏡で拡大し,肉眼や写真によって表面状態を調べる装置。研磨されたガラス金属の表面などのような触針法 (→表面粗さ測定器 ) では求めにくい非常に微細な凹凸の検査に用いられる。しかし光沢があるうえに凹凸のゆるやかな面でないと観測できない,また観察範囲が狭く,特殊な方法を用いないとあらい面 (数 μm 以上の凹凸) を検査できないなどの欠点がある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android