類似意匠制度(読み)るいじいしょうせいど(英語表記)similar design system

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「類似意匠制度」の意味・わかりやすい解説

類似意匠制度
るいじいしょうせいど
similar design system

ある意匠に類似する1群の意匠に権利を付与する制度 (意匠法 10) 。もともと意匠法はある意匠に類似する意匠は拒絶するたてまえであるが,例外的に,意匠権の及ぶ範囲をできるだけ明確にするために設けられた制度である。類似意匠権を取得することができるのは元の意匠 (本意匠) の権利者に限り,しかも本意匠と同一物品および類似物品に使う場合に限られる。非類似の物品について類似意匠権を取得することはできない。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android