類板(読み)るいはん

精選版 日本国語大辞典 「類板」の意味・読み・例文・類語

るい‐はん【類板】

〘名〙 他の版本内容体裁などを模して再刻し出版すること。また、その出版物
浮世草子・元祿大平記(1702)一「重板類板(ルヰハン)御制禁たりといへども」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の類板の言及

【板木】より

…板木は出版する者の重要な財産として土蔵に保存され,乾燥による反り癖を防ぐため両端に添木をするなどのくふうが施されている。その無断複製を〈重板〉,類似の版を〈類板〉と称して江戸時代には厳しく禁止されていた。金属性の活字による活版印刷が19世紀後半に採用されるようになって,板木は急速に用いられなくなった。…

※「類板」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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