風便(読み)ふうびん

精選版 日本国語大辞典 「風便」の意味・読み・例文・類語

ふう‐びん【風便】

〘名〙
風向きが都合よいこと。
※湘夢遺稿(1871)下・唐崎松下、拝別山陽先生「人影漸入湖煙小、罵殺帆腹飽風便」 〔宋史‐陳堯叟伝〕
② 風のたより。うわさ。風聞
異制庭訓往来(14C中)「飛鴻之風便遙絶、浮鴎之寒盟将断之処、委細芳札、恐悦々々」 〔羅隠‐秋日有寄姑蘇曹使君詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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