デジタル大辞泉 「風早」の意味・読み・例文・類語 かざ‐はや【風早/風速】 風が強く吹くこと。多く「かざはやの」の形で、風の激しい土地の形容として用いる。「―の三穂の浦廻うらみを漕ぐ舟の舟人騒く風立つらしも」〈万・一二二八〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
日本大百科全書(ニッポニカ) 「風早」の意味・わかりやすい解説 風早かざはや 古代から近世にかけての伊予国(愛媛県)の郡の一つ。現在の松山市の一部、忽那(くつな)諸島などの島嶼(とうしょ)を含んだ。古くは風速とも称し、『和名抄(わみょうしょう)』に風早と記された。近世は大洲(おおず)、松山両藩に分割されたが、松平氏入封後、島嶼を除いて松山藩領となる。1897年(明治30)に温泉郡に入り消滅した。郡名は風が強いの意ほか諸説がある。[横山昭市][参照項目] | 大洲藩 | 忽那諸島 | 北条 | 松山藩 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例